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ライブ撮影にBESTなレンズを考えてみた【Canon編】

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暗いライブハウス。
動き回る被写体。
少し特殊なライブ撮影は普段使っているレンズだとちょっと大変なのかもしれません。

今回はそんなライブ撮影でどんなレンズだったら撮影が楽になり
いい写真が残せるのかを考えてみました。

 

 

レンズに必要なスペックって?

焦点距離はどれくらいがいいのか

※これから取り上げる焦点距離はフルサイズ換算の焦点距離になるので、APS-Cのカメラを使っている人は÷1.5(Canonは1.6)、マイクロフォーサーズのカメラを使っている人は÷2して考えてください。

人をメインで撮るなら75mm-135mmくらいがちょうどいい

演奏者一人一人にフォーカスして写真を撮っていくのであれば大体これくらいの焦点距離があれば十分だと思います。観客席の一番前に立って撮影すると顔付近のどアップが撮影できて、少し離れると楽器を含めた演奏者の全身が撮影できるのがこれくらいの焦点距離になります。

ステージ最後方で演奏しているドラムやベースなどを撮影する場合は顔のどアップは難しいかもしれませんが、演奏者一人だけを撮影することは十分に可能でしょう。

観客席の後方から人を狙うのであれば望遠レンズは必須

ステージの真正面に位置どりができないくらい人がいるライブや、
そもそも一番前に行けない、または一番後ろに撮影席がセッティングされている場合、
演奏者一人一人を狙うには望遠レンズが必須です。

ライブの雰囲気を撮りたいなら16mm-24mmくらいがいい

盛り上がっているライブだと観客もノリノリで動いていたり踊っていることが多いと思います。そんな楽しいライブの雰囲気を写真に残したい!という場合は広角レンズが必要です。

 

できるだけ明るいレンズ(F値が小さいレンズ)が欲しい

先ほども述べたようにライブハウスは暗いんです。

ライブ終了後に写真を見返してみると
「あれ、思ったより暗い写真ばかりで顔がわからない・・・」
なんてこともよくあります。

でも動き回る演奏者を撮るにはシャッタースピードは遅くできないし
ISO感度を上げるとノイズの乗った写真になっちゃう。

そこで欲しいのは明るいレンズなんです。

F値ができるだけ低いレンズを使えばISO感度を上げることなく撮影できるし
しかも背景がボケていい感じの写真になるんです。

ただそういったレンズが高いのは事実。
どこまで自分が追い求めるかですね。

レンズの交換はできないと思ったほうがいい

ライブハウスは全員が動いています。
ちんたらとレンズ交換をしている場所もなく、
しかもレンズ交換をしている間に曲は始まってしまうので
シャッターチャンスを逃してしまうかもしれません。

なのでレンズ交換はできないと思っていたほうがいいと思います。
一本のレンズで自分が撮りたい写真を撮れるように試行錯誤してみてください。

 

設定次第ではキットレンズでも十分撮れる

カメラを買う際に1本や2レンズがついたキットレンズキットを買う人は多いと思いますが、
レンズキットについてくるレンズの焦点距離をちゃんと見たことはありますか?

ほとんどのキットレンズというのは
18mm-55mm
18mm-135mm
70mm-300mm
くらいの焦点距離だと思います。

あれっと思った方はさすがです。
ライブ撮影に必要な焦点距離はキットレンズで十分カバーできるわけです。

しかし問題点はF値にあります。
ほとんどのキットレンズのF値はF3.5-6.3ほど。

一番広角で撮影するときはF値3.5で撮影できますが、
望遠側で撮影をすると一番小さいF値が6.3になってしまいます。

これではちょっと暗いんですよね。
しかしシャッタースピードを極限にまで落としたり、ISO感度を気持ち少し大きめに設定すれば十分撮影はできると思います。

価格帯別オススメレンズ

3万円前後のオススメレンズ

Canon EF50mm F1.8 STM

言わずもがな有名なキヤノンさんの撒き餌レンズ 

このレンズをきっかけにレンズ沼にハマる人が多いというくらい
コスパに優れたレンズです。

APS-C換算80mm程度のこのレンズは人を撮影するにはぴったしです。
ただ少しAFが遅いかもしれないので、置きピンなどを駆使して撮影してみてください。

Canon 単焦点レンズ EF50mm F1.8 STM フルサイズ対応 EF5018STM

Canon 単焦点レンズ EF50mm F1.8 STM フルサイズ対応 EF5018STM

 

 予算に余裕のある人は
Canon EF50mm F1.4 USMを購入してもいいかもしれませんね。

F値が一段階小さいのはライブ撮影ではかなりメリットが大きいです。

Canon 単焦点レンズ EF50mm F1.4 USM フルサイズ対応

Canon 単焦点レンズ EF50mm F1.4 USM フルサイズ対応

 

5万円前後のオススメレンズ

ライブハウスではレンズの付け替えが難しいので一本のレンズを使い続ける必要があります。
でもライブの雰囲気も撮りたいし、演奏者一人一人の写真も撮りたい。
そんなよくばりさんにオススメなのが高倍率レンズです。

Canonの高倍率レンズはあまり多くなく、
ほとんどがSigmaTamronなどのサードパーティ製レンズを選ぶことになりますが、
個人的には純正レンズに劣らない画質になっていると思います。

Sigma 18-300m F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM

Sigmaの高倍率レンズで最も評価が高いのがこのレンズ。
ライブ撮影で必要な焦点距離を全て網羅しているレンズです。

画質もさほど悪くなく、付け替える手間もないので
普段使いに使えるレンズでもありますね。

これ一本持っていればそう困ることはなさそうです。

僕はこのレンズの一昔前の
Sigma 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSMを使っていましたが、
少し画像のぼやけた感じが気になってしまったので、
新しく買うのであれば18-300mmの方を買うことをオススメします。

 

もう少し予算に余裕があれば
Tamron 18-400mm F/3.5-6.3 Di Ⅱ VC HLD
を買うと幸せになれるかもしれません。

少し重いレンズですが、一本でここまでの焦点距離をカバーしているレンズはありません。発売時期も2017年の7月なので、画質に関しても申し分ないと思います。

Canon EF70-300mm F4-5.6 IS Ⅱ USM

キヤノンの望遠ズームレンズ。噂では高性能レンズであるLレンズにも匹敵する画質を持っているとも言われています。
ライブハウスの後方から狙い撃ちをするのであれば、
このレンズがいいかもしれませんね。

 

10万円前後のオススメレンズ

 ここまでくると完全にマニアの域に入りますが、
これくらいのレンズを持っていると文句なしですね。

Tamron SP 85mm F/1.8 Di VC USD

実売価格8万円ほどの単焦点レンズ。
世間ではポートレート用のレンズの中ではコスパも完璧の神レンズとして有名みたいです。

実は僕もこのレンズが今かなり欲しいです。
焦点距離も画質もF値も全て揃ったこのレンズ
どんな写真が撮れるのか非常に気になります。

Tamron SP 24-70mm D/2.8 Di VC USD G2

タムロン大三元レンズ。
ここまでくれば汎用性も高くライブ撮影以外でも使いやすいですよね。

5段手ブレ補正もついているので、暗いライブハウスでも非常に使いやすいです。

 

 まとめ

ライブハウスでどんな写真が撮りたいのかをしっかり考えて
自身の目的に合うレンズを選んでみてください。

素晴らしい写真が撮れた時の感動は何よりも大きいです!

ライブ撮影に必要な機材・設定はこちらの記事で紹介しています!

 

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